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    <体操教室と体操クラブの違いについて>


日本の習い事としての体操教室は、大きく2つに別れています。
体操教室と体操クラブです。

体操クラブはオリンピックや全国大会に出場する体操選手を育てる「選手クラス」と、他で言う体操教室の部分と同質の「一般クラス」の両方を行っている事が殆どです。


一般的な自治体がやっている体操教室(○○市協議会、○○市体育協会、といった名前が運営母体)や、チェーン展開で有名な体操教室(コ○ミ、セン○ラル、○○楽器、etc.)の先生には体操競技の経験者がほぼ居ないため、そもそも体操の専門的な教室ではありません。

これは20年以上前から全国的な問題となっている事です。
コ○ミやセン○ラルの看板でオリンピックに出てる体操選手はあくまで広告塔であり、引退後は解雇されるか自ら辞めるかの選択を迫られます。
どこかの支店で子供達を教えている・・、という事は一切 ありません。あくまで体操教室のポスターの中だけに存在します。


体操経験の無い先生達はマニュアル化された指導方法で、小学生相手にしては少し裏技的なテクニックを教える呈でクセだらけの間違った指導を行っています。
それでも訓練しているため、小学生の中では体操が得意であると周囲からも錯覚され子供自信も勘違いした優越感を覚えます。

が、中学生にもなると体操も何もやってなかった普通の同級生に抜かれる、という屈辱的な経験をすることになり、体操を習っていたなんて恥ずかしくて言えない!という劣等感と、既にクセが多くて何が正しいのか分からない!という困惑が残り極端な運動嫌いな中高生、運動しない大人へと成長します。

クセだらけの運動能力を身に付けると、年齢に伴った自然な運動能力の成長が止まってしまうからです。
他の子が習っていない事をただ前倒しに教えて貰うことはズルであって、学年が何年か進んで他の子が身長が伸び筋肉が大人並みに成長し、それを学ぶ適切な時期に来た際に容易に抜かれてしまうのです。

幼児・小学生の内に学ぶべき体育は体幹や基礎体力の強化であって、テクニックだけを繰り返しの訓練によって叩き込むものではありません。

その上「先生の言うことを聞きなさい」と「余計なことを勝手にするな」を徹底的に刷り込まれるため、自ら考えて動く能力が欠如します。

言うことを素直に聞いて、すぐ行動できる子供は親からしたら理想的ですが、大学生や大人になっても「教えてください」、「言われて無いからやりませんでした」、「もっと分かりやすく説明してください」では社会人として不適格です。
自分が足りない事は何かを自ら考え、相違工夫し、他人から求められていることを想像し、自力だったり他人の協力を上手く引き出し、問題を乗り越える人間になって欲しい。
それは理不尽な状況下で我慢に慣れることとは違います。



では専門家の多い体操クラブは問題ないと考えてしまうのが普通ですが、それも前向き過ぎる考え方です。
私も知らないクラブまで悪い訳はない、他にも良い教室は沢山あるだろう、と無意識に考えていました。

残念なことに、2018年に社会問題となった『体操パワハラ』問題の際に「体罰やパワハラは駄目でしょう!」とハッキリ声をあげた体操教室、体操クラブは関東圏ではラビッツだけでした。(関東圏以外に もう1つだけありましたが、遠方につき、ここでは敢えて伏せます)

選手クラスがあるような、全国的な試合で結果を出している体操クラブにいる先生達は体操経験者ばかりですが、基本的にパワハラの巣窟です。一般クラスの子供や親の前では優しい顔しか見せませんが、選手クラスの子供達だけの時間になると態度が変わります。というか、こちらの態度が本質であって、選手になれそうにない、特別な才能の無さげな一般の子や親はお金を巻き上げる対象でしかなく、最初から態度を変えて接しています。

パワハラや体罰もやむ無し、「立派な選手に育ててください!」という家庭に限っては適切な場所かも知れません。


会員の9割以上の保護者が、いつか選手クラスに引き抜いてくれると勘違いしていて、何年か経って選手クラスに空きが出た時には、その年に新たに入会した小1か年長さんの中から才能のありそうな、まっさらな子を選手クラスに一人 引き上げます。

3年も一般クラスで順番待ちしてたのに何で?と思うのが普通でしょうが、一般クラスの格下の先生の指導を受けた子は論外、使えない、として選択対象にも入っていません。

このタイミングで気付いて恥ずかしい思いをした保護者が仲の良い会員に「一緒に辞めよう」と声を掛けるのですが、「そんなはずは無い、来年にはきっとうちの子が選ばれるから!」と全く信じてくれず、誰に言うでもなくネットに書き込みも出来ず黙って一人辞めていきます。

体操クラブの先生、スタッフはこの構図を続ける事が商売だと考えているため、文句を言ったとしても聞く耳 持ちません。
クラブ名は公表できませんが、そういった準選手クラスの保護者や、長年 続けた体操を辞めようかと悩む保護者からの相談はラビッツには沢山 集まっています。


つまる所、質の低い教室か、ブラックな教室か、の2択しかありません。


私はこの構図がオカシイと思い、体操クラブから離れ、体操専門家が一般の子供達と接する中間的な場所としての体操塾を作り8年経営、拡大してきました。

2020年より規模を縮小するのを切っ掛けに、黙って見過ごせない事はもう、オープンにしてゆく事にしました。

共感していただける少数の会員が少し増える程度を望みます。

なるべく全ての人に理解して欲しいと考えるのも止めます。なぜなら、ギネスは世界一であり、極少数であり、別の意味で異端であり、普通では無いからです。

ラビッツは日本では、普通ではない体操塾です。


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